「ExtractGPT」とはウェブサイト情報を自動で抽出してくれるAIツールです。欲しい情報を入力するだけでどのようなwebサイトでも自動で情報を取得し表にまとめることもできます。データの抽出の精度も高く、抽出したてまとめた表のコピーや、csvファイルへの書き出しも行うことができます。日本語のサイトにも対応しているため幅広く利用することが可能です。
ExtractGPTはGoogle Chromeの拡張機能で、以下のサイトからダウンロードをすることができます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/extractgpt/jkienildijlphoalpepaipkcoafbmbdc
ChatGPTのブラウジング版が公開され、ChatGPTもブラウザにアクセスできるようにはなりましたが、webサイトの情報を抽出し表にまとめることは現在はできないため、webサイトから情報を抽出してリストを作成したい場合はExtractGPTを利用することをお勧めします。
ExtractGPTでできること
ExtractGPTでできることには、例えば以下が挙げられます。
・営業先企業リスト作成
・投資先企業リスト作成
・Amazon商品比較
ExtractGPTを用いることで、Crunchbaseなどの有料リサーチツールが不要になります。Crunchbaseなどの有料リサーチツールではデータDL時に料金が発生するものが多いですが、 ExtractGPTではデータを抽出する際にOpenAIのAPI利用料金が発生します。
ExtractGPTの使い方
ExtractGPTを利用する際の手順は以下の通りです。
1.データ抽出をするサイトに行く
2.抽出したい要素を書き出す
3.ボタンを押す
4.自動で書き出しが始まる
5.コピーやCSVダウンロードが可能
以下実際に利用しながら、手順を解説していきます。
また、以下で公式が出しているExtractGPTの使い方の動画がありますので、英語なので少し難しいかもしれませんが合わせてご覧いただければ参考になります。
ExtractGPTの利用の際の注意点
ExtractGPTの利用の際の注意点は以下の通りです。
・OpenAIのAPIキーが必要のため毎回の抽出の際に料金が発生
・スクレイピングが可能かサイトの利用規約を確認する。
毎回の抽出の際に料金が発生
ExtractGPTでデータを抽出するにはOpenAIのAPIキーを発行する必要があります。
OpenAIのAPIキーとは、OpenAIのサービスを利用するために必要なものであり、APIキーを使ってAPIリクエストすることでOpenAIのサービスをAPI経由で利用することができます。
とはいえ、メールアドレスと携帯電話番号さえあればOpenAIに会員登録してAPIキーを発行することができます。
OpenAIのAPIは入力プロンプトと出力アウトプットテキストのテキストの量(トークン数)に応じた従量課金性となっています。
そのため、ExtractGPTではデータを抽出する度にOpenAIのAPI利用料金が発生してしまいます。
そのため、ExtractGPTを利用する際には OpenAIのAPI利用料金を定期的に確認するようにしましょう。
また、OpenAIのAPI利用料金は自分で月の利用上限を設定することができますので、自分の予算にあった利用料の上限を設定しておくと安心です。
サイトの利用規約に違反しないように気を付ける
Extract GPTはWeb上で情報を抽出するいわゆるスクレイピングを行うツールですが、スクレイピングには注意が必要です。まず第一に、サイトの利用規約をよく読み、スクレイピングが許可されているか確認しましょう。いくつかのサイトではスクレイピングが禁止されており、違反すると法的な問題に発展する可能性があります。
また、スクレイピングを行う際には、サーバーへの負荷を考慮する必要があります。高頻度でのリクエストや大量のデータの取得は、サイトのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。そのため、適切な間隔を設けてリクエストを送り、負荷を最小限に抑えるようにしましょう。
さらに、プライバシーや個人情報の保護にも留意する必要があります。他人の情報を収集する場合は、法的な制約に従い、個人情報保護の規定を守るようにしましょう。
最後に、スクレイピングで得られたデータの使用方法も重要です。収集したデータを利用する際には、著作権やライセンスの制約に留意し、適切な利用方法を選択しましょう。他人のデータを適切に扱うことは、エチケットとしても重要です。
Extract GPTは強力なツールですが、利用には慎重さが求められます。法的な制約や倫理的な観点から、注意深く利用することが重要です。
まとめ
AIが自動でデータを集めてくれる夢のようなツールですよね。
AIが優秀でもそれを使いこなすのは、その人次第。
日々新しい技術に触れて、毎日の業務を効率化していきましょう。