はじめに
プロンプトエンジニアって本当に稼げるの?
最近、多くの人々が新しいキャリアの道を模索しています。
新型コロナウイルスの影響、テクノロジーの進化、そして経済の変動など、様々な要因が私たちの働き方を変えています。
転職や副業を検討しているあなたも、これらの変化の中で新しいチャンスを探しているかもしれません。
そんな中、特に注目されているのが「プロンプトエンジニア」という職種です。
アメリカでは年収4000万超えとも言われているけど実際どうなの?と思われる方も多いと思います。
この記事では、プロンプトエンジニアとは何か、そしてその魅力や収入の実態について詳しく解説していきます。
今話題の「プロンプトエンジニア」とは?
「プロンプトエンジニア」という言葉を初めて聞く方も多いかと思います。
簡単に言えば、テクノロジーを駆使して、特定のタスクや問題解決を迅速に行う専門家のことを指します。
特に、ChatGPTなどのAI技術を活用して、様々な業務を効率化することが求められる現代において、その役割は非常に大きくなってきています。
この記事を通して、プロンプトエンジニアとしてのキャリアの可能性や、その魅力を深く探る手助けとなれば幸いです。
プロンプトエンジニアとは?
プロンプトエンジニアとは
プロンプトエンジニアとは、AIを最大限に活用するための特化したエンジニアのことです。
彼らは、AIが最適な答えや高品質のコンテンツを生成するためのプロンプト、すなわち指示や命令を設計・最適化するスキルを持つ専門家です。
特に、ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)を使用する際に、望ましい出力を得るための指示をAIに与える能力が求められます。
プロンプトエンジニアはただAIに命令を出すだけでなく、AIの性能を最大限に引き出すための調整や、AIを活用し会社に新しいソリューションを提供する人材であり、ChatGPT登場以後、需要が高まってきています。
主な業務内容とは?
プロンプトエンジニアの主な業務は、テクノロジーを活用してに問題を解決することです。
具体的には、システムのトラブルシューティング、新しい技術の導入や統合、そしてユーザーからのフィードバックに基づく改善などが挙げられます。
また、ChatGPTのようなAI技術を活用して、業務の効率化や新しいサービスの開発を行うことも一つの大きな業務となっています。
このような業務を通じて、プロンプトエンジニアは企業や組織のテクノロジー戦略の中心として活躍することが期待されています。
そのため、技術的なスキルだけでなく、ビジネスの視点やコミュニケーション能力も非常に重要とされています。
実際の求人情報
では実際にプロンプトエンジニアという職が今どのような条件で求人に出されているか調査してみました。
RECRUIT AGENT、Indeed、ビズリーチといった大手求人サイトを中心に、雇用条件など簡単な情報をまとめました。
RECRUIT AGENT
求人例
想定年収 | 400~600万 |
必要な経験・スキル | ■プログラミング実務経験 ■情報系の学部/院を卒業された方 ■自動コード生成やAI技術に関して興味があり、深く取り組みたい方 ■アイデア出しが好きな方 |
求める人物像 | データ分析や機械学習の知識と経験 □業務内又は業務外でAIツールを使い、何か試したことがある方 |
Indeed
求人例
想定年収 | 800~1200万 |
仕事内容 | ・ Generative AIが生成するテキストやイメージの入力として、使用するテンプレートや指示などのプロンプトを設計・開発。 ・ Generative AIによって生成された出力の品質を評価し、プロンプトを調整して出力の品質を改善・向上。 ・ APIやスクリプトを使用し、プロンプトの自動化を実装。 ・ Generative AIによって生成されたデータ・コンテンツの管理。 |
求める人物像 | 好奇心とコミュニケーション能力のある方 |
ビズリーチ
求人例
想定給与 | 600~1000万 |
業務内容 | ・自社サービスを利用するお客様の要件を把握し、適切なプロンプトを設計する ・設計したプロンプトの効果を評価し。お客さのフィードバックに基づいて改善を行う ・サービス責任者やチーム関係者と協力し、プロジェクトを支援する。 ・生成AIの最新動向を追跡し、チームメンバーと共有する |
必要な経験・スキル | ・システム開発における要件定義、設計、顧客との調整に関する実務経験 ・既存のマニュアルや手法にとらわれず、自ら考え、課題解決に取り組む実務経験 ・まだ道筋のない取り組みや課題を楽しむことが出来るチャレンジ精神 |
求める人物像 | 生成AIに興味を持ち、その分野での経験を積みたいと考えている方 |
日本国内での大手求人・転職サイトでの検索結果は上記の通りでした。
待遇など好条件の求人はあるものの、実際プロンプトエンジニアという括りで募集をかけている企業はまだまだ少ないかなという印象を受けました。
完全未経験というよりかは、AIに関して、またプログラミングに関して前提知識を持っている方が現段階では求められているようです。
もっと詳細に調べたい方はITエンジニアに強いサービスで深く調べてみるのも良いと思います。
まだまだ仕事としては発展途上ではある感は否めないものの、今後時代に流れに乗ってプロンプトエンジニアという職の第一人者となれるタイミングでもあると考えられますね。
海外での求人情報
最後におまけとして実際の海外でのプロンプトエンジニアの求人情報を調査してみました。
年収5000万を目指せる!とはよく聞きますが実態はどうなんでしょうか、、
IT産業の中心地アメリカのシリコンバレーで検索をかけてみました!
求人例
想定年収 | 1400~1800万円(2023年8月時点) |
業務内容 | ・言語モデルの動作と応答をガイドする高品質のプロンプトとテンプレートを設計および開発 ・プロンプトを最適化して、ユーザーの操作とシステムのパフォーマンスの向上 ・データ分析と前処理 – テキスト データを分析および前処理して、NLP モデルのトレーニングと評価に備えます。 |
結果として5000万にいくような求人は調査した範囲では見つけられませんでしたが、やはり日本の求人と比べて高い給与で募集がかけられているのが分かりました。
まとめ
ChatGPTの登場より需要が発生したプロンプトエンジニアですが、現状での求人数はまだまだ少ないと言えるようです。
しかし、現在では副業やフリーランスという領域においてはAIを駆使したプロンプトエンジニアの案件が活発に出されています。
まずは副業として案件を受注してスキルを磨いていくのも良いかもしれません。
ChatGPTを活用したプロンプトエンジニアリングは今後の世の中で絶対に必要なスキルとなっていくと私たちAIlandsは考えています。
IT業界にかかわらず、効率の良いニューノーマルな働き方をしたい方は是非プロンプトエンジニアリングに挑戦してみてください。