YouTubeは現地時間9月21日に、YouTube Shorts向けの新機能、「Dream Screen」を始めとした、多数の生成AIツールを実装すると「Made on Youtube」にて発表しました。
クリエイターの動画制作を支援、また新たな可能性を広げるものとして発表され、競合であるTikTok、Instagramリールズなどを含む、縦型短尺動画市場に新たな一石を投じる発表となりました。
年内では一部のクリエイターのみに導入予定で、2024年以降に新機能の提供範囲を広めていく予定です。
気になる日本での提供時期ですが、残念ながら今のところは未定のようです。
新たに発表されたYouTubeのAIツール4機能について解説します。
Dream Screen
Dream Screen は、アイデアを入力するだけで、そのアイデアに命を吹き込むことができる実験的な機能です。
ドリームスクリーンは、AIが生成したビデオや画像の背景を作成し、ショートに新しいダイナミックなシーンを設定することができます。
ポップコーン火山」や「ジェリービーン・ビーチ」などのプロンプトを入力することで、コンテンツに楽しさを加える背景を作成することができます。
Aloud
Aloudは、製作した動画を、素早く簡単に多言語に吹き替えることができます。
翻訳や音声制作など、時間とコストのかかるダビングの工程を減らし、国際的な視聴者にコンテンツを開放するのに役立ちます。
Aloudは現在、英語からポルトガル語とスペイン語へのダビングをサポートしています。
Research tab in YouTube Studio
YouTube Studioのリサーチタブに、AIを活用したクリエイティブなブレーンストーミングツールを追加することで、新しく改良されたインサイトを提供します。
つまりこのツールは、自分のチャンネルにパーソナライズされたコンテンツのアイデアを発見したり、視聴者がYouTubeで何に関心を持っているかを示したり、さらにはコンテンツの計画を立てるのに役立つ動画のアウトラインを生成するのに役立ちます。
Creator Music
Creator MusicはAIを活用した検索により、適切な楽曲を見つけることができます。
Creator MusicにAIを活用した新しい検索機能を追加し、動画の雰囲気にぴったりのトラックを見つけられるようにします。
この検索機能では、プロンプトに入力し、楽器、ムード、作成するビデオの種類を指定すると、Creator Musicのストアフロントで利用可能な曲(無料と有料の両方)の中から、探しているものに最もマッチする曲を表示します。
まとめ
AIツールの登場によって縦型動画市場はより活性化していくように思われます。
国民総クリエイター時代が来る日がそう遠くはないかもしれませんね。
一般利用は早くても2024年ごろになる見通しですので、続報が来次第更新していきます。