ChatGPTの新機能「Custom Instructions」とは?使い方とその機能について解説!

AIの新たな進化が見逃せません!
OpenAI社が提供する対話型AI「ChatGPT」が、新機能「Custom Instructions(カスタム命令)」を導入し、ユーザーのニーズにより深く応えるように進化しました。
本記事ではChatGPTの新機能「Custom Instructions」についてその概要と使い方についてまとめていきます。

「Custom Instructions」とは?

「Custom Instructions」はChatGPTの対話の制御を強化する新機能で、ユーザーが自分自身の設定やChatGPTの出力形式、回答の長さなどを具体的に指定できます。
これにより、ChatGPTから出されるアウトプット、テキストは設定に基づいたものとなります。

今までプロンプトで微調整が届かないなと思っていた箇所や、会話のラリーを続けていくにつれてChatGPTが設定を忘れる、反映しなくなるという課題を克服できるかもしれませんね。

この新機能によりユーザーはユニークなニーズに合わせた対話が可能となります。
しかし現在は有料版であるChatGPT Plusを契約しているユーザーのみが使える状態となっています。

→2023年8月9日より全ユーザーが「Custom Instructions」を使えるようになりました。

「Custom Instructions」の始め方

ChatGPTの新機能「Custom Instructions」を利用するには、以下のステップに従って設定を行います。

ChatGPT Plusへの登録をしなくても使えますが、登録しておくことで今後出る新機能のBeta版をいち早く体験できると思われるので、この機会に是非ChatGPT Plusにアップグレードしてみてください!

ChatGPTの公式サイトはこちらから↓

ChatGPT Plusの登録が済んだら以下のステップに進みます。

ChatGPTのメニュー画面を開く

まずはChatGPTの左下メニュー画面を開きます。
真ん中に「Cusotm Instructions」とあるのでクリックしましょう!

「Cusotm Instructions」をクリックするとイントロダクションが表示されます。(初回のみ)


イントロダクションの簡単な訳は以下になります。

Custom Instructionsの紹介

チャットの詳細やガイドラインを設定することで、ChatGPTとのやり取りをカスタマイズできます。

カスタム指示を編集するたびに、新しいチャットに反映されます。既存のチャットは更新されません。

あなたの指示は、あなたがオプトアウトしない限り、私たちのモデルをより良くするために使用され、あなたが有効にしているプラグインと共有される可能性があります。
詳しくはヘルプセンターをご覧ください。

イントロダクションのOKボタンを押したらこちらの画面が表示されると思います。

この設定画面から「Custom Instructions」に必要な情報を入力していきます。

早速「Custom Instructions」の使い方について見ていきましょう。

「Custom Instructions」の使い方

ChatGPTの新機能「Custom Instructions」を利用するには、以下のステップに従って設定を行います。

ChatGPT Plusへの登録がまだ済んでない方は上の記事で解説しているのでサクッと設定しましょう!

1. ユーザープロフィールの入力

まずは上の段に自分自身や想定する入力者のプロフィールを入力します。
「私は小学生」といったユーザーの状況や、「ChatGPTは私の教授」といったAIの役割などをここで指定します。

2. 応答設定の入力

次に行う事も簡単です。
下の段にChatGPTにどのように応答して欲しいかを指定します。
ここの設定により回答の形式や長さ、使用したい言語や文体、その他特定の制約などを設けることが出来ます。

3. 新規チャットでの有効化

左下のチェックボタンより新規のチャットで先程設定した内容を有効化するかのチェックを入れます。
これにより、次回以降のチャットで設定が適用されることが出来ます。

4. 設定内容の保存

最後に、右下のSaveもしくは保存ボタンより設定内容を保存します。
これにより、次回から同じ設定を再度入力する手間が省けます。

これらの設定により、「Custom Instructions」はこれまでプロンプトエンジニアリングで行っていた「私は◯◯で、あなたは◯◯なので、◯◯してください。」といったChatGPTへの役割設定、キャラクター設定を保存し、使い回すことが可能になりました。

一度設定を行えば、それ以降の対話では、例えばある特定の科目を教える教師や特定の言語のコードを望むプログラマーなど、ユーザーが繰り返し自身の目的や条件を述べる必要がなくなります。
これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせた対話体験をよりスムーズに享受できるようになります。

「Custom Instructions」の今後の動き

2023年8月9日よりChatGPT Plusのユーザーでなくても全ユーザーが利用可能となりました。
まだまだ出たばかりの新機能なので自分に合った使い方を探していきましょう!

新機能の情報も出たらまた引き続き追記していきます。

本記事のまとめ

ChatGPTの新機能「Custom Instructions」は、ユーザーが対話の制御を強化し、自分のニーズに合わせた対話体験を提供する画期的な機能です。
この機能により、具体的な設定や出力形式、回答の長さなどを指定でき、2023年8月9日から全ユーザーが利用可能となりました。
使い方は非常に簡単で、ユーザープロフィールの入力、応答設定の入力、新規チャットでの有効化、設定内容の保存などのステップを踏むだけです。
今後のChatGPTの進化に期待が高まる新機能で、自分に合った使い方を探してみることをお勧めします。
詳細はChatGPT公式サイトで確認できます。

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