OpenAI、ChatGPTに多岐に渡るアップデートを発表
AI技術の先駆者であるOpenAIは、そのChatGPTに対して多数の機能強化を予告しました。これにより、デフォルトの大規模言語モデルがGPT-4となり、ユーザーがより簡単に会話を進行できる返信の提案機能が追加されることが予定されています。さらにはログイン状態の維持や、効率的な操作を支えるキーボードショートカットなども追加されます。
GPT-4：新たなデフォルト言語モデル
ChatGPT Plus(月額20ドル)では、これまでユーザーがGPT-3.5とGPT-4から選択できる形となっていました。しかし、新しいアップデートにより、ユーザーが新規チャットを開始する際、ChatGPTが以前に選択したモデルを記憶。デフォルトでGPT-3.5に戻ることがなく、デフォルトがGPT-4となる予定です。
会話の進行をサポート：返信文の提案機能
新しいチャットの開始時に、ChatGPTは開始に役立つプロンプトの例を表示し、ユーザーが会話をスムーズに始めることができます。さらに、会話を続けるための返信例を提案し、ユーザーはこれをワンクリックで送信できるようになります。
利便性向上のその他の機能
2週間ごとの自動ログアウトが廃止され、ユーザーは一度ログインするとその状態を維持することが可能になります。さらに、キーボードショートカットも追加され、⌘ (Ctrl) + Shift + ;で最後のコードブロックをコピーできるなど、作業の効率性が向上します。また、複数のファイルをアップロードし、それらをChatGPTに分析させる機能も追加され、ユーザーはCode Interpreterを通じてこれらを活用できます。
これらのアップデートは、ChatGPTの進化とユーザー体験の向上に大いに貢献するでしょう。より進化したGPT-4をデフォルトとし、返信例の提案機能で会話を効率的に進めることが可能になります。また、ログイン状態の維持やキーボードショートカットの追加など、日々の使用体験をより快適なものにします。
